みなさん、こんにちは
くぼた歯科医院 歯科医師の晃子です
最近「口が開かない」「顎が痛い」など顎関節症の患者さんが増えてきています
2020年の調査によると東京都の人口の約1.5倍にあたる1900万人が顎関節症に罹っていると推測されています
顎関節症は20代から急増し、その多くが仕事をしている世代と言われていますが、最近ではコロナによる自粛生活でストレスが溜まり、顎関節症になる人が世界的に増えてきているそうです
顎関節症は関節に負担がかかり続けて、顎の許容量を超えたときに発症します
負担となる原因としては
・硬いものを同じ側で食べる
・長い時間ガムなどを噛み続ける
・歯ぎしりや食いしばり
・頬杖をつく
・枕が顎に当たる うつ伏せ寝や横寝 などが挙げられます
通常リラックスしている時は、唇を軽く閉じていても上下の歯の間は1~2mm隙間が空いていますが、緊張すると唇を閉じる力が強くなり、上下の歯が噛んだ状態になります
常に上下の歯が接触していると、顎にストレスがかかり、顎関節症になるリスクが2倍も高まります
日常生活でふっとした時に歯が噛み合っている場合は、上下の歯を離すようにしましょう
「口が開けずらい」「口が大きく開かない」「顎が痛い」などの症状がある場合は早めに歯科の受診をお勧めします