お子さんは1人ではしっかりと歯磨きが出来ません
毎日仕上げ磨きをしてあげないと、乳歯は簡単に虫歯になります
虫歯になりやすい飲み物、虫歯になりやすい食べ物にも注意が必要です
食生活によって虫歯は予防できますので、ただ虫歯の治療をしてもらうだけではなく、食事指導も受けましょう
乳歯は永久歯に比べて歯が柔らかいため、
虫歯菌の出す酸によって簡単に溶けてしまいます
乳歯は永久歯に比べて
①歯の外側の層の「エナメル質」が薄い
②神経が大きい
ため虫歯が進行しやすく、重症化しやすいです
「小さな穴が開いた」と思っていても、中では大きく虫歯が進行していることも少なくありません
乳歯は前歯は6~7歳、奥歯は12歳頃まで生え変わりません
小さいうちに虫歯にしてしまうと、乳歯の寿命が短くなり、永久歯が生えてくる前に抜歯しないといけない場合も少なくありません
上の前歯の虫歯が進行し、根だけになっている歯もある状態
根だけの歯は、根の治療をして残せる場合もあるが、虫歯がひどい場合には抜歯になる場合もあります
虫歯が進行し、神経が死んで膿んでいる状態
膿の袋が歯茎にできている
この場合は麻酔をして切開し、膿を出す必要があります
治療できる場合は根の治療をしますが、抜歯になる場合も多いです
虫歯がひどく前歯を抜歯した場合、永久歯が生えてくるまでは見た目が悪いので、乳歯用の入れ歯を入れる必要があります
入れ歯はお子さんの精神的な負担が非常に大きいため、避けたい治療です
奥歯に黒い穴が開いてい中で虫歯が広がって神経まで感染している状態
麻酔をして神経の治療をする必要がありますが、治療が難しい場合は抜歯になることもあります
治療はお子さんにとって苦痛を伴うことが多いので、悪化する前に受診しましょう
大切なお子さんの大事な歯を虫歯にしないように、虫歯予防が肝心です